Taisei Iwamoto
森保ジャパン アジアカップ戦記 vsイラク
Writer / 1mm編集部
なぜ守田英正-久保建英ラインは機能しなかったのか?
悪い意味で、周囲の予想を覆す結果となった。アジアカップのグループステージ第2節に臨んだ日本代表は、イラク代表に1-2で敗戦。これまで、猛威を奮っていた日本の攻撃力もこの日は鳴りをひそめ、コーナーキックからの1点に留まってしまった。圧倒的攻撃力を誇る森保ジャパンはなぜ、ゴールを重ねられなかったのか。チームの中軸を担う、守田英正の言葉から敗因を紐解く。
弱みを、強みに。菅原由勢ならば
痛恨の敗戦を喫したイラク戦。2失点は、ともに「日本の右サイド」から生まれた。右サイドバックの菅原由勢は、自分のところを狙って再三放り込んでくる相手に対して、守備では後手を踏んでしまい、攻撃参加も影を潜めた。「自分自身の課題として持ち帰っていきたいし、向き合っていきたい」と反省の弁を口にした23歳は、どうやって這い上がっていくのか。
冨安健洋、ニッポンのリーダーに
森保ジャパンの主軸が帰ってきた。冨安健洋。怪我からの復帰を目指してきた中、イラク戦の後半45分間でピッチに立った。5年前、20歳でアジアカップに出場した時は先輩に引っ張られる立場だった。だが、吉田麻也や長友佑都がいなくなった今、冨安からはリーダーとしての風格と自覚が漂っている。
なぜ、鈴木彩艶のメンタルはブレないのか?
アジアカップのグループステージ第2節で、イラクに1-2とまさかの敗戦を喫した日本代表。批判の声は、第2次森保政権以降、ゴールマウスを守る機会の増えた21歳の守護神・鈴木彩艶にも集中。中には人種差別的発言など心ないものもあったという。しかし彼はピッチ内でも、ピッチ外でも外側に矢印を向けず、タフなメンタリティで今すべきことに集中している。
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