中村俊輔 引退試合ドキュメント 夢を叶える左足

Jリーグ

2024.02.18

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中村俊輔 引退試合ドキュメント 夢を叶える左足

1mm編集部

Writer / 1mm編集部

Editor / 青木ひかる

「NAKAMURA」を追いかけて

昨年10月に現役引退を発表し、代名詞の左足フリーキックで世界中を虜にしたレジェンドが、約1年2カ月ぶりに復活を遂げた。1997年4月16日のJリーグデビュー戦から、26年。“はじまりの地”・ニッパツ三ツ沢球技場には、中村俊輔に魅了された老若男女のファン・サポーターが一同に集まり、「ありがとう俊輔」の思いを胸に1日限りのこの特別な一戦を楽しんでいた。

1年2カ月後のハットトリック

「夢ある限り、道は開ける」。幼少期から大切にしてきた言葉を掲げ、日本の至宝・中村俊輔が現役ラストマッチを開催した。26年間日本中を虜にし続けた“魔術師”は、1年2カ月のブランクを感じさせない圧巻のパフォーマンスで、最後の1秒まで観客を心を魅了した。しかし、そのプレーは決して“魔法”を使ったのではなく、現役時代に劣らない意識の高さと日々の努力がもたらした賜物だった。

同じ名字の、2人のゲームメーカー

現役のサッカー選手からも「憧れの選手」に名前を挙げられる中村俊輔。長年Jリーグという舞台でライバルとして切磋琢磨しあい、日本代表としてともに戦った「もう一人の中村」も、学年としては2つ、プロキャリアとしては6年離れた“左足の魔術師”のプレーに魅せられた一人だ。あの人を追い抜きたい──。その闘志は現役を退いた今もなお、中村憲剛の原動力となっている。

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