本田好伸
進化するN14中西メソッド 筑波大で始まる技術革命
Writer / 1mm編集部
中西哲生×筑波大×純度の高いひたむきさ
中西哲生は、2023年4月から筑波大学蹴球部のテクニカルアドバイザーに就任した。結果は、6年ぶりの関東大学リーグ優勝、インカレの7年ぶりベスト4。筑波大はなぜ、強くなったのか。中西は8カ月間、週に複数回のトレーニングを続けた。片道約2時間、中西を突き動かしたものが、そこにはあった。
田村蒼生「ボールと胸との距離」でシュートが決まる
筑波大の3年、田村蒼生は2023年、中西哲生と出会って進化した。元々、技術もスピードもある選手だが、N14中西メソッドに触れて「再現性」の価値を知る。リーグ戦22試合で、チームトップタイの9得点。ベストイレブンにも選ばれた。この先、さらにどんな進化を遂げるのか、楽しみは尽きない。
「一番のキーマン」瀬良俊太が“再現性”を知った1年
筑波大の4年生、瀬良俊太は2023年、一つの殻を破った。中盤の選手であり、ハイレベルなポジション争いの中で、スタメンで出ることもあれば控えに回ることもあった。それでも、リーグ戦で3得点を挙げ、シーズン終盤のインカレでは、フル出場してダメ押し弾も決めた。中西哲生との出会いが大きなきっかけとなった。
憲剛と中西、山内翔が出会った2人の指導者
異例とも言える、大学3年でのヴィッセル神戸内定。期待を背負った山内翔は順調にキャリアを重ねてきたが、4年生を迎える直前、壁に直面した。中村憲剛が課題を提示し、中西哲生が解決策を授けた。筑波大のキャプテンとなった山内が過ごした8カ月。関東大学リーグMVPをつかむまでの過程に、一切の妥協はなかった。
中西哲生の極意、エモいメッセージの伝え方
中西哲生が久保建英や長友佑都ら、トップ選手とのトレーニングで大事にしてきたものが「言葉」であり「言語」である。言語なしに理論が成り立たないだけでなく、選手とのコミュニケーションも、それなしにはありえない。筑波大と歩んだ2023年の8カ月間、中西が大切にしてきた伝え方の極意とは何か。
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